歯周病

〒354-0015 埼玉県富士見市東みずほ台2-29-2 みずほ台西口駅ビル2階

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基本に忠実。それが近道

当院ではオーダーメイドの
歯周病予防プログラム(自費)も行っています。

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当院が行う、歯周病治療の4つの特徴

当院ではレーザー等の目新しい治療法は採用していません。
なぜなら、基本に忠実に処置することで歯周病は改善するためです。
目新しい治療法に振り回されるのではなく、しっかり科学的根拠がある治療法を徹底して行うことが当院の歯周病治療の特徴です。

特徴1
最初の診査・診断で予後の
良し悪しが決まってしまいます。

「ちょっとチクッとしますね」と言われて、何やら歯科器具で歯茎を「ツンツン」されたことはありませんか?

これは歯周ポケットを測定(ブローピング)し、歯周病の進行度合いをチェックする検査です。
歯周病治療では、まずこの検査をしなければどのような治療をすべきかの戦略が立てられません。

患者様に「このような経験(ツンツン)はありますか?」と聞くことがあるのですが、「ありません」「1度だけ経験したことがあります」というご返事をよく頂きます。

診療1

先ほどもお話ししたように、この検査は歯周病治療では避けて通れない検査であり、かつ、1度だけでなく定期的に行わなければならない検査です。この検査をしないということは、羅針盤と海図を持たずに航海することと同じであり、現在どこまで歯周病が進行しているのか、そして、どのような治療をすればいいのかを考えずに治療を進めていることと同じです。

また、歯周病治療である歯石を除去することを「スケーリング」といいます。
このスケーリングを「麻酔をされながら」治療をした経験はありますか?
これもほとんどの患者様は経験がないと思います。

歯周病が進行すると、骨が溶け、歯と歯茎に隙間ができてきます。
これが皆様ご存知の歯周ポケットです。歯周病菌はこの歯周ポケットの奥にドンドン入り込んでいきます。つまり、奥に入り込んだ歯周病菌や歯石を除去しなければ根本的な治療はできません。

この治療をするにはどうしても痛みが生じるため、麻酔を使って治療を行います。

麻酔をしないで治療できる部分は歯肉の上の部分だけであり、歯周病が進行している場合、いくらそこに付着している歯石をとったところで意味がありません。歯周病が進行しているのは、そのもっと奥の部分なのですから……

右の画像を見れば今までお話ししたことが理解できると思います。
ラインが入っている部分が歯肉の上と下との分かれ目です。上の部分は綺麗ですが、下の部分に歯石がびっしりついてしまっています。
この部分をしっかり除去しなければ将来的には抜歯の運命が待ち受けています。

長々とお話ししてしまいましたが、ここでお伝えしたいことは、場当たり的で、基本に忠実でない治療は、医療とは呼べないということです。

医療とは、しっかり「検査」「診断」を行い、それらに基づき「治療計画」を策定し治療を進めていかなければなりません。そして基本治療が終了したら、再度、検査を行い検証をし、まだ問題が残っている場合は、次のステップの治療に移行し、問題が改善した場合は、良くなった状態を維持するためのメンテナンスに移行する。この流れが大切になります。

また、検査の一環として唾液検査(ペリオスクリーン)を行っています。唾液には様々な情報が含まれており、ペリオスクリーンを利用することで、歯周病の進行度合いを把握することができます。

  • 1
  • 2

歯周病は生活習慣病とも言われます。
つまり、治療をすることで良くなったとしても、これまでと同じ生活習慣であれば、遅かれ早かれ再発します。

私たちは、関わった患者様には、長期にわたって健康なお口で生活して欲しいと思っています。
そして、歯周病の再発を防ぐための方法は確立されているのに、関わった患者様が中長期的に再発してしまう姿は見たくありません。

特徴2
溶けてしまった骨を再生させる
「骨再生療法」

外科

歯周病の悪化に伴い、歯を支える骨は歯周病が出す酸によって溶かされていきます。
これが進行してしまうと、徐々に歯がグラグラし始め、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
失われた骨は何もせずに自然と元のように再生することはありません
しかし、「骨再生療法」を施すことで歯周病によって失われた骨を再生させることができます。当院で行っている骨再生治療は、「エムドゲイン法」です。

エムドゲイン法

エムドゲインは歯周病で骨が無くなってしまった部分に詰めておくと、骨が再生するとされている新歯科材料です。

  • 麻酔した上で、治療する部分の歯肉を切開します。

  • 歯石などの感染部分を清掃し、取り除きます。

  • 歯を失った部分にエムドゲインを塗布します。

  • 切開した歯肉部分を縫合します。

この治療法では、歯科新素材を使用するため、身体への安全性について患者様からご質問されますが、身体への悪影響はありませんのでご安心ください。下記はこの治療法で骨を再生させた症例となります。エムドゲインはすべての症例で適応できるわけではなく適応症例が限定されます。

特徴3
どうしても「歯を残したい」方へ

診療2

歯周病が進行すると、指でつまむだけで抜けてしまう状態になることもあります。 ここまで進行してしまうと、食事にも影響が出ますので、通常は抜歯をご提案します。

最終的に「抜歯をするか否か」を判断するのは患者様です。

患者様が望むのであれば、様々な方法を利用し、可能な限り残す努力をします。しかし、その歯を残すことで他の歯にも悪影響を与えてしまう場合もあります。その際はしっかりとお伝えし、患者様に判断してもらいます。

当院では「歯周補綴」という手法を利用し歯を残します。

歯周補綴

歯周病の進行により「グラグラ」してしまった歯を、被せ物・インプラント・入れ歯・矯正治療などを駆使し総合的に対処することで可能な限り歯を残す方向で対処する治療法を歯周補綴と言います。当院には各分野の専門家が集っていますので、それぞれの得意分野を生かし、総合的なお口の状態を改善していきます。

集合

特徴4
歯周病治療のプロ-歯科衛生士
「担当制」/ドクターとの密な連携

衛生士2

当院では歯科医師、そして歯科衛生士が担当制をとることにより、患者様をしっかりサポートします。

歯周病は「生活習慣病」とも言われます。
つまり、歯周病を改善させるためには、患者様の生活習慣、正確、好み、仕事、趣味等を総合的に把握することが大切になります。

毎回担当者が変わってしまうと、この部分の精度が落ちてしまうため、適切な診断や提案が難しくなります。

また毎回同じ担当者が治療に当たりますので、お互いにリラックスした状態で診療ができ、コミュニケーションを楽しみながらお口の健康維持につなげることができます。

他院では、患者様の歯周病治療を歯科衛生士任せにしているところもありますが、当院では幅広い知識と経験を持った歯科医師と歯科衛生士が密接に連携することで、さらなる治療効果を実現しています。

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歯科衛生士とは、単なる歯科医師のアシスタントではなく、厚生労働省から指定された専門の学校を卒業し、国家資格を持つ専門職です。つまり、歯周病や虫歯から歯を守るための治療を行うことができるスペシャリストです。

歯周病予防プログラム(自費)

予防プログラムは短期間でお口の中の細菌数を減らし、キープすることに特化した治療です。保険外治療となります。

保険と自費の違いは下記になります。
保険治療に焦点を当ててお伝えします。

  1. 保険治療のルール上、検査ごとに期間を空ける必要がある。
  2. ブロックに分けて行うため何度も通う必要あり、回数がかかり治療がなかなか進みづらい。そのため、細菌が後戻りしやすく、費用と時間をかけて頑張って治療を行っても効果が薄まりやすい特徴があります。

このプログラムは2つの方向性があり、患者様の状態に合わせて選択します。

【歯周病が軽度の方】:¥25,000+税

4週間で計4回の治療(当院衛生士が行います)と飲み薬(ジスロマックという抗生物質です)を飲んで頂くプログラムです。

【歯周病が重度の方】:¥35,000+税

6週間で計6回の治療(当院衛生士が行います)と飲み薬(ジスロマックという抗生物質です)を飲んで頂くプログラムです。

※どちらとも唾液検査、フッ化物塗布(単独の場合¥5000かかります)を含みます。
費用は初回時に総額を一度限り頂きます。患者様ごとに合ったプランで歯科医師、衛生士が提案を行いますが、どちらを選択していただいても構いません。

プログラムの流れ

Day1① 唾液検査、歯周組織検査

  1. 透明なガムを5分間噛んでもらい、唾液をお口の中に溜めて頂きます。
  2. 容器の中に唾液を出してもらい、採取します。
  3. ストリップス(紙の検査紙)を舌の上で10往復こすりつけます。
  • 唾液検査、歯周組織検査
  • 唾液検査、歯周組織検査

虫歯菌や唾液の緩衝能(患者様の唾液が酸性かアルカリ性であるのかわかります)を測定し、患者様が口腔内細菌への免疫力が高いかどうかを判定していきます。

基本的に唾液が酸性であれば虫歯に弱い体質と言えます。ただしアルカリ性の方は逆に歯石がつきやすかったりと、患者様個人毎に菌の種類毎に耐性が異なります。

この結果をもとに担当衛生士が次回以降のプラン及び、歯磨き指導適切な定期検診の時期等をご提案いたします。

また間食回数等、歯科衛生士が問診を行い、適宜、口腔内写真を撮影させていただく場合がございます。

検査結果は数日(4日〜1週間かかります。)
また本日から患者様に行っていただきたいものがあります。
それは「フロス(糸ようじ)と歯間ブラシの頻回使用」です。
海外の方や歯科従事者は朝昼晩行う歯の間の汚れをフロス等でとっています。患者様ご自身のセルフケアでは大事な部分ではありますので、使い方等わからなければ当院衛生士に気軽にご相談ください。

  • フロス
  • フロス

Day2② プラーク染め出し後、
超音波器具によるスケーリングと
PMTC(歯石とり及びバイオフィルムの除去)、
フッ素塗布、飲み薬開始

歯には患者様が毎日ブラッシングをしていても、バイオフィルムといって細菌が膜をはり、ブラッシング等ではほとんど取れない状態を作ります。
(シンクでいう‘ヌメリ’みたいなものです。)

バイオフィルム

バイオフィルムを基盤に歯周病菌、虫歯菌が定着し、また歯石等が形成されると更に口腔内環境を悪くしていきます。
本日行うのはそのバイオフィルム、歯石の除去と、歯面の専門的機械的清掃(PMTC)、その後フッ素を塗布していきます。

歯には’kye risk surface’といって、汚れがつきやすく、そこを基盤に歯周病や虫歯ができやすい部分があります。年齢にもよりますが、「小臼歯及び大臼歯の歯間部」わかりやすく言えば奥歯の歯と歯の間です。そこを中心的に歯面研磨及び清掃を行っていきます。

ラバーカップ(医療用シリコーン)やブラシ、ユリー(音波と衝撃波でプラークをとる機械)で清掃を行います。水は適宜出ますが痛みをともなうものではありません。

  • 音波と衝撃波でプラークをとる機械
  • 音波と衝撃波でプラークをとる機械

最後にフッ素塗布を行います。フッ素には子供の虫歯予防のイメージが強いと思いますが、歯面にプラークや細菌の定着を防ぐ作用があります。

本日は以上で終了となります。

また本日からジスロマックという飲み薬(抗生物質)を飲んで頂きます。次回予約時のおよそ3日前から飲んでください。

アレルギー等あれば当院衛生士にお伝えください。副作用としてお腹の調子がゆるくなる可能性がございます。一時的なものではありますが、ご心配なことがあればスタッフに申しつけください。

Day3.4.5③ SRP
(歯周ポケット内の歯石、バイオフィルムの除去)、
PMTC、フッ素塗布。

歯周病菌は主に歯周ポケット(歯と歯茎の境目には’溝’の事を指します)に多く存在します。溝が深くなるにつれ、汚れが取りづらくなり、そこにまた歯周病菌が溜まって…という悪循環を生み出します。

本日行うのは、その溝の部分のクリーン化を行っていきます。前回の超音波器具では届かない場所であるため、専用の器具をつかって歯石を取った後、PMTC(前回と同様です)、フッ素にてコーティングを行っていきます。

  • フロス
  • フロス

今回は全ての歯の部分の溝を綺麗にさせていただくので、時間を長めに頂く場合が多いです。
溝の部分を扱っていくので、多少出血したり痛みを伴うことがあります。
ただし出血≒悪ではなく、基本的に歯周病菌は酸素に弱い性質があります。出血時に血液中に含まれる酸素が細菌を減少させる方向に働くという文献もございます。
痛みに関しては、我慢しなくても良いので、その際にはおっしゃっていただければ歯科医師の方で局所的に麻酔を行います。(虫歯治療等で使用する麻酔と同様です。)

本日の治療が終わった後、歯茎が引き締まってきます。引き締まる過程で
①しみる
②歯茎が下がって見える
ということがございますが、症状等は時間をおいて収まっていきます。 
不安なことがあれば担当衛生士に遠慮なく聞いてみてください。

本当はかなり怖い「歯周病」という病(やまい)。早めのご来院を

院長

あまり知られていないことですが、歯周病はお口の中だけではなく、全身疾患との関連性もあります。
関連性が報告されている代表的なものとして下記があります。

「糖尿病との関連」

重度の歯周病の場合、軽度の人に比べ2年後に糖尿病が悪化している率が5倍高くなります。

「心臓病との関連」

歯周病菌の作り出す物質が血液中に流れ動脈硬化を起こすのではないかと考えられており、心筋梗塞や狭心症を引き起こす原因となります。
健康な人に比べ心臓病発症の危険率が2.8倍と言われています。

「早産・低体重児との関連」

低体重児を出産した母親の方が歯周病が進行していたという報告があります。
また、妊娠中の歯周病をそのままにしておくと早産の確率が高まります。

他にも「ガン」「肺炎」「脳卒中」などとの関連性が指摘されています。

研究が進み、今や歯周病は、お口の中だけの病気ではないというのが専門家の共通認識です。「歯周病=歯を失う」という認識ではなく「歯周病=命にかかわる場合もある」という認識の転換が必要です。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えているお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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